NADESHIKO COLOR(ナデシコカラー)
写真家として有名な蜷川実花さんがディレクションしていることで知られていて、鮮やかで華やかな缶が目を引きます。このアート缶と引き出しボックスがとにかく可愛くて、レンズのカラーごとにデザインも異なっているので、全てのタイプを購入したくなって我慢するのが大変です。私が愛用しているハッカは小さな花が散りばめられているキュートなデザインですが、レンズ自体は非常に大人っぽくて年齢を重ねた女性でも利用しやすいタイプのものだと思います。日本の伝統色がコンセプトになっているカラコンですが、そのおかげで日本人にとても馴染みやすいカラーです。
ハッカは黒の縁取りにグリーンベース、それに内側の黒目を囲うようにパープルが配色されているのですが、指に取ると一見奇抜なカラーに見えます。黒目にグリーンはどんな発色になるのだろうと恐る恐る試してみたのですが、実際に利用した感じは非常に控えめです。レンズ自体の直径が約14mm、着色も13.2mmとそれほど大きくはないので、装着後の変化もレンズを見て想像していたよりもはるかに優しい感じでした。黒目の茶色い部分にグリーンが載って透明感が出ますが、若干色が薄くなったかなと感じる程度です。内側のパープルはほとんど発色しませんし、全体的にシャープな大人の女性らしいイメージに仕上がりました。おそらく近くで見なければカラコンを利用していることは気がつかれないでしょう。
ワンデータイプで1回使い捨てですからケアの必要はないのが手軽ですし、目に優しいレンズ素材で色素が直接目に触れないように配慮されています。ただ、サンドイッチ構造なのでその分厚みが生じ、一般的なクリアソフトコンタクトと比較すると若干の異物感は拭えません。といっても、何度か装着しているうちに慣れる程度の違和感なのでほぼ快適に使用できています。含水率が低く汚れがつきにくいレンズなので、ドライアイの私でも目薬の出番が少なくて済みました。
普段使いに重宝できるカラコンです。