結膜浮腫って何?原因や対処法を解説します
結膜浮腫とは
結膜浮腫は結膜炎のうちの一つであり、結膜と白目の間に水が溜まることによって起こる、白目がブヨブヨと浮いてしまうような特徴を持つ症状です。
特に初めて結膜浮腫を罹患したという方は症状の奇異さからパニックに陥ってしまうこともありますが、炎症が引けば元の状態に戻ります。
最も大きな原因として考えられるのはアレルギー反応であり、花粉やハウスダスト、あるいは動物の細かな毛が目に入ってしまったことが原因で結膜浮腫を発症することが多いようです。
結膜浮腫とカラコンの関係
結膜浮腫は前述した通りアレルギー反応によって現れることが多い症状ですが、カラコンを装着していることが原因で発症するケースも多々見受けられます。
カラコンを長時間に渡って装着していると、肉眼で確認することは難しいものの、目に小さなカラコンの跡が残り、その部分がシワになってしまう場合があるのです。
このシワと白目の中間に水分が溜まると結膜浮腫が発生し、結果として白目がブヨブヨするような症状が現れることになってしまいます。
目の中の水分が少なければ少ないほど、カラコンの跡が目に残りやすくなりますから、ドライアイの方ほど結膜浮腫を患いやすくなることが特徴的です。
また、一部のカラコンには原材料に金属が含まれているため、金属アレルギーを持っている方がアレルギーを発症し、結膜浮腫を招いてしまうケースも見られます。
結膜浮腫になった場合はどうすべきか
目の異常ですから、心配に思うことは当たり前ですが、結膜浮腫は自然治癒する一時的な症状ですから、基本的には安静にしていればすぐに治ります。
心配であれば眼科に足を運んで診療を受けるべきですが、一般的にはまずそのような必要は一切ありません。
もしもカラコンを装着している最中に症状が見られた場合には、すぐにカラコンを取り外し、その上で氷や冷たい水で湿らせたタオルを目に当て、炎症を軽減させると治りやすくなります。